MAYFLASH VH001 HDMI CONVERTER VGA/YPbPr to HDMIコンポーネント(YPbPr)やアナログRGB(VGA)とアナログ音声をHDMIに変換してくれるコンバーター。大体6,000円〜8,000円くらいで売っている。
コストパフォーマンスの高い映像変換機でPSPの映像をHDMIに変換して録画してみた。
※2012/4/7文章の見易く読みやすくなるよう加筆・修正をしました。
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HD70A 1枚で何でも録りたい。だけど、安価に。そう思ったのだ。この製品VH001は、HDMIキャプチャカード HD70A(所謂HDCAPPCIE系HDMIキャプチャーカード)に、アナログ映像も変換機を使いHDMI端子でキャプチャしてみようと考えて購入したもの。また、VGA端子のアナログRGBをキャプチャ出来るPC用のカードは、非常に稀で高価だ。こうした面からも、このVH001はコンポーネント(YPbPr)のみならず、RGBも安価にHDMIに変換できる。RGBは変換してはいるものの安価に録画することも可能なのだ。安価で魅力的な機能で欲張りな製品だ。確か7,000円ほどで購入したように思う。
つまるところ、安価なHD70A(HDCAPPCIE)でどんなゲーム機も録画してしまおうという、欲張りでケチ臭いコスト優先の変わり種のネタやってみるのが今回のテーマ。リアルタイムのプレイ録画ではなく、リプレイ録画ならこんな構成でも良いだろうという感じである。
続いては、実際の『MAYFLASH VH001』の製品写真。
VH001本体。コンパクトだ。
電源ケーブル類。本体側の電源入力はアダプタとUSBミニB-Typeのどちらかを選べる。
USBミニB-Type端子は、飽くまで電源用でしかない。
本体内部の基板。
奥側がコンポーネント(YPbPr)端子とステレオ音声入力。
左側が入力切替。コンポーネントとVGAの切り替えをするスイッチだ。
手前がVGA(ミニD-Sub 15ピン)とステレオ音声(3.5mmミニジャック)、電源入力用のUSBミニB-Typeとアダプタ端子。
右側がHDMI出力端子。
赤LEDランプはPOWERランプだ。
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VH001変換とPV4で見比べてみる。コンポーネントをVH001でHDMIに変換し、HD70Aでキャプチャしたもの。
※BMPをJPEGで変換しています。
こちらはPV4でD端子キャプチャしたもの。
※BMPをJPEGに変換しています。
PSPでコンポーネント信号をキャプチャしてみたところ、PV4と比べてやや暗く輪郭がボヤケるのは致し方無いだろうか。色相も変わっている。やや赤がウルサイ。まあ、安価なので。若干とはいえ、パッと見て分かるくらいは違いが出ている。多くを求めなければ、それなりに悪くはない映像品質だと思う。
この辺は、エンコード時のフィルタに拠る補正で誤魔化すことである程度は何とかなりそうだなと思った。
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エンコード時にフィルタを少しイジってYouTubeに上げてみた。
まだちょっと暗い感じ。エンコードでのフィルタ設定をもう少し煮詰めてみる必要がありそうだ。
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接続について簡単に書くと、
映像PSP-3000
ー(コンポーネントビデオYPbPr)ー MAYFLASH VH001 ー(HDMIケーブル)ー
ー HD70A(HDCAPPCIE系HDMIキャプチャーカード)
音声PSP-3000
ー(ステレオRCAピンプラグ白赤)ー(延長プラグ)ー(抵抗入りのステレオRCAピンプラグ白赤〜ステレオ3.5mmミニの変換ケーブル)ー PC(マイク入力)
という構成。
※amzon.co.jpのリンクを使い、製品画像と価格表示を掲載することで、分かりやすくなるようにしてみました。
※オーディオ音声の延長プラグとピンプラグ〜ステレオミニ変換ケーブルのみ、実際に使用した物と異なるため、同等のものを掲載しました。
キャプチャソフトアマレコTV Live アマミキ! Ver2.20bとAMVビデオコーデック(1,260円)
キャプチャソフトは無料でビデオコーデックがシェアウェアの有料です。非常に負荷が軽く映像も綺麗に録れます。また、操作も優しいです。作者さん個人で制作され、とても安価に提供されていますので、作者さんのためにも購入されることを推奨します。
アマレコTV 公式サイト
http://www.amarectv.com/さて、上記の接続構成で音声だけ変換機を通さなかった理由を綴る。
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注意点は、相性による不具合と映像に劣化が生じること私の場合、音声はHDMIに載せるとおかしなパルス音に変化する不具合が出たので、音声だけPCのマイク端子に接続することで対処した。マイク端子に接続するので抵抗入りのオーディオケーブルを使用することが望ましい。音量調整も行う。
また、前述の通り、映像がややボケることと、色相がやや変わってしまうこと。これらの点を実際のゲーム画面と同じように修正するため、エンコードソフト側で調整が必要となった。
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安価だけに悪くはないのでは。エンコードが腕の見せどころか。以前はPV4を使っていたのだが、そのとき録画したものと比べると、やっぱりPV4はとても綺麗な映像が録画できるなと改めて感じた。このVH001は、コストパフォーマンスが良いことが最大の利点。ニッチではあるが、VGAが録れるというのも特筆出来る点だと思う。
MAYFLASH HDMI CONVERTER VGA/YPbPr to HDMI VH001
http://www.mayflash.com/video/VH001.htmYouTubeにアップロードしてみたところ、映像の劣化が酷くて対処に悩んだり、TVMW5の編集-フィルタのプレビューとエンコードのプレビュー&出来上がった動画の色合いが違っていたり、アップロード後の映像もまた違っていたりと、TVMW5の不具合ではないかと思うのだが。結構面倒であった。
このブログはニッチなことをやるのが特徴なので、いいネタになったかもしれない。
遂に究極のHDMIコンバータ現る。
ゲーマー向けの映像機器で定評のあるマイコンソフト(電波通信社)から、なんと表示遅延0.1フレームという究極のアップスケーラーコンバータ「FRAMEMEISTER(フレームマイスター)」が2011年12月12日発売。アナログ映像をHDMIやDVIでデジタル変換。映像入力は、コンポジットビデオ、S端子、D端子、21ピンRGBマルチ、といったゲーム機のアナログ映像を完全網羅。少なくとも、これがあれば液晶ディスプレイモニターでも遅延を大幅軽減できる製品。特に前世代以前のゲームで遊ぶゲーマーには、要チェックの製品。
FRAMEMEISTER(マイコンソフト)
http://www.micomsoft.co.jp/xrgb-mini.htm