XBOX 360 新型有線コントローラと新型無線コントローラのGNDについて
新型「コントローラー」B4G-00003(有線コントローラ)
・GNDは5つに分かれている。
GND(1):
方向パッド(UP, DOWN, LEFT, RIGHT)
A、B、X、Y
LB、RB
左スティックボタン、右スティックボタン
BACK、Xbox ガイド、START
GND(2):
左トリガー(アナログ)、右トリガー(アナログ)
左スティック(アナログ)、右スティック(アナログ)
GND(3):
左振動モータ、右振動モータ
GND(4):
リングライト(クアドラントLED 1、2、3、4)
GND(5):
USB、拡張端子(ヘッドセット用2.5mm3極)、拡張端子(チャットパッド用4ピン特殊端子)
新型「ワイヤレス コントローラー (ライトブルー)」B4F-00048(無線コントローラ)
・GNDは1本だけ。全て共通。
GND(ALL):
接続ボタン(ペアリング)
BACK、Xbox ガイド、START
方向パッド(UP, DOWN, LEFT, RIGHT)
A、B、X、Y
LB、RB
左スティックボタン、右スティックボタン
左スティック(アナログ)、右スティック(アナログ)
左トリガー(アナログ)、右トリガー(アナログ)
左振動モータ、右振動モータ
リングライト(クアドラントLED 1、2、3、4)
充電端子(USB)、拡張端子(ヘッドセット用2.5mm3極)、拡張端子(チャットパッド用4ピン特殊端子)
バッテリーケース(乾電池)
リチャージブルバッテリーパック端子(専用Ni-MH充電池パック)
・コントローラの旧型と新型について
旧型は、GNDがたくさん有り、例えば方向パッドの上下左右すら全てGNDが別々になっている。
新型は、GNDが減った。
・自作・改造アーケードスティック製作上の新型における利点
旧型よりも新型を使えば、GNDの結線数が減らせるので作業が楽。
ジョイスティックレバーにSANWA(三和電子)の「JLF-TP-8Y-SK」を使用する場合、
旧型ではマイクロスイッチ基板のGNDパターンをカット、またはマイクロスイッチを別途用意し、GNDを各方向別々に結線する必要があった。
これでは、レバー交換の際にもイチイチ加工が必要で面倒だ。
・有線と無線どっちが製作作業上楽か
無線はGNDが1本だけだが、有線の方が楽に作れる。
単純に考えると、無線の方がGNDが1本だけなので結線の作業という点では、有線より楽。
但し、無線はペアリングボタンやバッテリー、チャージキットを使ったWindows XP用USBケーブル接続といった、拘れば拘るほどに作業が増える。
全体的な作業内容から考えると、GNDが1本しかないから無線が楽とは言えない。
・旧型と新型の見分け方
個人的には、パッケージや製品そのものの外見からの判断が出来なかった。
パッケージには、右上に「振動機能」のロゴが入っていて、シール貼りタイプの旧パッケージと印刷タイプの新パッケージがある。
しかし、有線はシール貼りタイプを買ってきたが新型だったので、厳密にシールか印刷かでは見分けられない。
印刷タイプを買えば必ず新型とも言い切れない?
ただ、大型量販店でXBOX 360の商品が売れているような店舗ならば、印刷タイプを買えば新型をゲットできる可能性は高いと思う。
また、無線はライトブルーを買っているわけだが、この色は2007年11月1日に発売されたものだ。
白、黒、ピンクも同様に新型かどうかは、個人的に購入していないので何とも言えない。
・ベースにするアーケードスティックのオススメは
個人的には、PLAYSTATION 3「バーチャスティックハイグレード(通称VSHG)」(SEGA)がオススメ。
理由は、アーケードビデオ筺体の鉄板である、セガの対戦コンパネ1L6B(1レバー6ボタン)のレバーとボタン配置、レバーとボタンはSANWA製でアーケードと全く同じ部品を採用。
正にセガアーケード対戦コンパネに完全準拠しているのだ。
重量と強度も申し分なし。連射機能はないけど。
(*以下、語りに入っているので、アレだったら読み飛ばして可。)
あと、個人的にはHORIの製品はあんま好きじゃないので。
何故なら、HORIのアーケードスティックは、PlayStation、PlayStation 2、XBOX 360といろいろと6台程買ってきたけど、かつてアーケードゲーマーだった自分には満足出来るものはなかったからだ。
そんな中、「バーチャスティックハイグレード(通称VSHG)」は、自分にとっての史上最強のアーケードスティック。SEGASATURN「バーチャスティック・プロ」を超えた一品。
何言ってんだ、「バーチャスティック・プロ」が最強だろ、という意見もあるとは思うのだけれども、個人的にはそうじゃない。
まんまASTRO CITYのコンパネ部を切り出してきたスタイルで最高のアーケードスティックなのだが、
2Lコンパネだけにやたら重く置き場所や設置場所の確保といった点で使い勝手が悪かった。
また、デフォルトがセイミツレバーなのも3D格闘ゲーマーの私には合わず、BLAST CITYの2L12BのSANWAタイプに交換したりした。
それでも、細かいところを言うと2Lコンパネは1Lコンパネとレバーの位置や、2Pのボタン配置位置が異なる点がある。
流石にそこから1Lコンパネに交換まではしなかったけれども。
最高のアーケードスティックコントローラだが、最高に金のかかるモノでもあった。
そういったところから、価格、作り、使い勝手と「バーチャスティック・プロ」で個人的に不満だった点を全てクリアしているから、「バーチャスティックハイグレード」が史上最強と思っているのだ。
・まとめ
有線コントローラも無線コントローラも新型が登場したことで、アーケードスティックコントローラの自作・改造の製作が楽になった。
移植アーケードゲームのタイトルが、PLAYSTATION 3よりも遥かに充実しているXBOX 360。
そんなところに惹かれてXBOX 360を購入したコアなユーザなら、オークションなどで大枚叩いて自作・改造アーケードスティックや出来の悪い海外版HORI「Fighting Stick EX2」など買っては駄目だ。
自分で作ろう。やる気とそれなりの資金(工具、コントローラ、バーチャスティックハイグレードの購入)があれば、誰にでも作れるのだから。